2005.04.10


4月29日
ゴールデンウィーク釣行初日&移動日となる今日は、前日の仕事を終え準備をして寝る間も無く、U-sukeをピックアップしに向かう。首都高の渋滞を避け一般道で国立府中ICから中央道に乗り、岐阜を目指して移動する。途中仮眠を取り、目的の郡上漁協に到着したのはすでに日が昇った8時過ぎでした。釣具店の方の話によると吉田川は、昨年の大雨の影響で河川工事が至るところで行われており、あまり状況は良くないとの事でした。長良川本流の方は魚が動き始めているということだったので、吉田川出合から上流へ向かい何となく良さそうなところでとりあえず釣り開始することに。川辺に立つと大雨の影響か河川工事の影響か川底には砂が溜まってっている。とりあえずミノーをキャストしてトゥィッチングしすること数投目、なんかでかい魚が付いてきたので頭の中ではやばいっ、と思いながらも、バイトチャンスを作ってしまいました・・・。案の定、ニゴイ様55cmでした。
U-sukeが先に上流へと釣りあがり、暫くするとなにかヒットした様子。駆け寄ってみてみると16cm程度のアマゴ。型が小さいのか不満気。同じところでスプーンをキャストすると、23cmほどのアマゴがヒット。直ぐにリリースして上流の様子を見ると餌釣り師発見。これでは...と思い、場所移動。自然園前の淵から上流の大淵まで釣りあがると、淵尻周辺で、小さい魚がヒット!がバレてしまいました。その後も、2回ほどチェイスがありましたが、ルアーを見切られているのかバイトに持ち込むことが出来ませんでした。
次に行くところはいろいろ迷った挙句、吉田川出合へ。
ここでは自分には何も釣れず、U-sukeが吉田川流れ込みで、シュガーディープ50Fで放流物のニッコウ系イワナ26cmにアグリアでアマゴ2匹、ウグイ1匹と短時間にそこそこ出して初日の釣りは終了となりました。

4月30日
この日は、石徹白川へ行こうと適当にカーナビにポイントを登録して到着したのは、福井県。この時点でそもそも入ったエリアが間違っていることに気づかず、石徹白川上流を目指す。結局通行止めとなっており、雪代がガンガンに流れている中、先に釣りをしている人に話を聞くとさっぱりとの事。まずはU-sukeに1匹ということでダウンでの釣りをやってもらう。いくつかのポイントを攻めた後、やっと鰭の綺麗な25cmほどのイワナを釣り上げました。自分も小さい魚がヒットしたものの残念ながらばれてしまいました。
その後、九頭竜川の本流に下るとダム下流では、重機が入って河川改修工事をしているのでもう暫く下った先の支流の合流点の少し上あたりで釣りを再開。1投目で23cmほどのアマゴがヒットしたので、下流に釣り下ると大納川の合流点では、15cmほどのチビイワナが入れ食いになってしまったので、さらに釣り下がると岩陰からイワナらしきチェイス&ヒット!が、バレました・・・。その後もチェイスは確認できるのですが、ヒットまでは至らなかったので、U-sukeと合流し、支流の大納川に入ってみることにしました。中竜アドベンチャーランドなる地底洞窟探検の穴のところから林道を歩き、適当に沢に入ってみました。良さそうな落ち込みがあったので、SINミノーをピッチングで投入し、引いてくると小さいながらもイワナがヒット!が、寄せてくる途中でまたまたバレてしまいました。お腹がオレンジ色だったのできっと天然だったんでしょうがとても残念です。さらに上っていくと川に小さなスノーブリッジが残っていてちょっと危険そうだったのでここで終了して、川から上がりました。
途中、大きな恐竜の人形がある道の駅で、まいたけご飯を食べたら眠くなってきたので、九頭竜ダムの上流の本流へ行ってみることにしました。自分はここで暫く仮眠を取ることにして、実釣はU-sukeに任せて深い眠りにつきました。1時間ほどして、起こされて釣果を聞くとチェイスすらないという状況なので、とりあえず福井県を後にして、この日の釣りを終了としました。

5月2日
U-sukeが今日で最終日なのでとりあえず朝マズメだけ長良川本流に行ってみることに、相戸堰堤下でやってみますが、前日までに降った雨の影響か水量も増え、濁りも多少入っていました。2時間ほどやって、結局50オーバーのニゴイ様2本...、ちょっと引いたので楽しんでしまいました・・・、恥ずかしい。
途中、やって来た郡上の餌釣りの人と話をしたら、時期的にサツキマスはまだ早いそうで、やはり5月下旬からが本番とのことでした。また、この方は、昨日九頭竜で57cmのサクラマスを釣り上げているそうで、しかも1投目だったそうです。

その後、下流のポイントへ移動するも、道を間違えると河川工事のため通行止めに出くわしたりとちょっと時間を取られてしまいましたが、何とか目的のポイントに到着。釣り始めて数投目、23cmぐらいの銀毛アマゴがいきなり釣れましたが、U-sukeにも全くあたりが無いのと対岸でやっている川沿いの道路の改修工事が騒がしくなってきたので、釣りも早々にして切り上げました。

気付くと、自分のウェーディングシューズが擦り減りきって靴底もはがれてきてしまったので昼食後、ちょっと離れたフライショップに買いに行くことに。
ここで、どこかいい河川は無いか聞いてみたところ、馬瀬川上流のパスカル清見より上流が良いと言うことと、岐阜県側の石徹白川がいいといってました。自分達が一昨日入ったところは間違っていたようです・・・。あと、朝の餌釣り師と同じくかつて無いくらい九頭竜川でサクラマスが釣れているということでした。へ〜。



5月3日
U-sukeも東京に戻り、今日はリンクさせて頂いている『三度の飯より釣りが好き!』のChurinさんのご案内で庄川水系に行ってきました。
朝3時にChurinさん宅近くのコンビニで待ち合わせし、タックルを積み替え、Churinさんの運転で庄川を目指して出発しました。初顔合わせなので、道中色々な話をしながら、日も昇ったころ椿原ダムのバックウォーターに到着。日は昇っているがまだ、太陽の光は届いておらずかなり肌寒い。先行者も2人ほどいましたが、自分たちが準備していると諦めて帰っていくようです。やはり釣れていないようでした。早速準備をして、キャストを開始。バックウォーターへの流れ込みの流れも速く、その流芯めがけてルアーをキャストしてアクションさせてくる。ひたすらキャスト・ルアーチェンジを繰り返すが、魚の反応はなく、2時間近くキャストを繰り返したところでポイント移動することに。

次に入ったのは、大牧ダムのバックウォーター。こちらは放水がなくChurinさんの話だと、この状況では魚が出ないとのことだったが、せっかく来たのでとりあえず釣りをすることに。日も高くなってきて日差しも強いので、ルアーを14gのノーブランドスプーンにチェンジして、ボトムの石とコンタクトしていることを感じながら流れに乗せてドリフトさせる。キャストを開始して5,6投目、流しているスプーンの動きが止まったので、すかさずあわせるとボトムをすーっと動いていくので魚だと確信して、リーリング開始する。右へ左へと走った挙句、水面で暴れてるほどの元気な魚でなかなか引いてくれました。キャッチした魚は、一応自己記録更新のイワナ33cm。写真撮影の後、すぐにリリース。同じ釣り方でちょっと場所を変えてやっていると、Churinさんの呼ぶ声が聞こえるので急いで駆け寄ると、魚をヒットしてました。ランディングしたのは、自分よりも大きな40cmのイワナでした。Churinさんもこの状況で釣れたのは初めてだととても驚いていました。この時点で9時ぐらいだったのですが、2人とも坊主も免れていい魚を手にしていたので、かなり心に余裕が出来てました。
次に向かったのは、御母衣ダムのバックウォーター。何箇所かチェックをして吊橋の下のところに入りましたが、Churinさんの話だと1週間ほどで随分水位が上がっているそうです。暫くキャストをしたのですが、悠々と鯉が泳いでいるのが見えたのと、小さな魚が1回だけチェイスしてきただけでした。

次の場所への移動の途中、世界遺産に登録されている白川郷の中心を通り抜け、合掌造りの木造建築を横目に庄川本流のポイントの様子を見に行きました。着いてみると流石に連休初日とあってか、餌釣りの人がところ狭しと竿を出していました。ちょこっとだけ空いているスペースがあったので試しにやってみますが、反応はないので、渓流へ移動することにしました。
ダム湖を3つはしごして入った渓流は、とても穏やかな流れで緩やかに蛇行しながらところどころに岩盤にぶつかって出来た淵が点在するとても綺麗な渓流でした。しかし、昨年の大雨の影響はところどころに見受けられました。入渓時には多少の濁りがありましたが、次第に濁りも消えイワナの反応はとてもよくなりました。20cm〜25cm程度のイワナを3匹ほど釣り上げましたが、大きい魚もラインブレイクしたりとありましたが、Churinさんは、とてもしなやかなキャストでルアーをポイントに的確かつ静かに着水させ、魚が着いているところでは確実にイワナ・アマゴをヒットさせていきます。やはり上手な人の釣りには無駄がないことを感じました。ポイントをやらせてもらった数は、自分の方が多いのですが、釣り上げた魚の数はChurinさんのほうが多かったのはやはり腕の差でしょうね。見習わないといけませんね。

この川で釣りをしている途中で、写真を撮ろうと思ったら
デジカメがない!!!、あわててChurinさんにも手伝っていただいて川の中を探し回りました。デジカメを使ってからないのに気付いたところまで10m足らず、かなり丁寧に落ち込みの下や通った跡など探し回りましたが、結局見つかりませんでした・・・。GW前半のデジカメデータを諦め、何箇所かポイントを回って庄川水系の釣りを終了としました。
Churinさん、今日は一日お世話になりました。ありがとうございました。


5月5日
今日は、サイトは閉じてしまわれたのですが、岐阜県・長野県を中心に釣りをされているJijyiさんのご案内で岐阜県飛騨川漁協に行ってきました。朝5時半に待ち合わせ場所のコンビニで入漁券を購入すると、Jijyiさんと合流。Jijyiさんは、この白川でたくさんの尺アマゴや尺イワナを釣り上げられている達人で、この川のことは知り尽くしている方です。
合流して早速釣りを開始することにしてポイントへと移動しました。
最初に入ったポイントでは、大きな流れ込みから淵が続いているポイントで尺物も出る可能性があるところだそうです。流れが緩やかになったところにミノーをアップクロスでキャストしていくと、早速ヒット! が、。。。バラシ。。。。
水温も高いので瀬に出ているんじゃないかということで少し上で釣りをしていたJijyiさんに立派な40cmのニジマスがヒット。すぐにその近くでダウンクロスでトゥィッチングをかけたミノーに23cmのアマゴがヒット、ばれることなくランディングで来ました。
次のポイントでは、魚が出ませんでしたが、次に入ったポイントも、見るだけでルアーをキャストしたくなるような落ち込みから水深のある淵が3つほど続くところで、早速ルアーをキャスト。小さい魚のチェイスはありますが、バイトまでは至らず、次から次へとポイントをたたいていくと、ダウンでキャストしたミノーが岩の横を通過したときにバイト、が寄せてくる途中で、。。。バレました。。。。同じところでキャストを続けると、今度は足元まで絡みつくようなチェイス。ルアーが浮き上がりかけた瞬間、バイト!が。。。バレました。。。。
今日はすでに、4ヒット、1キャッチとかやっち率が悪いです。

その後も、いくつかのポイントを案内していただきましたが、魚の反応はなくというか、Jijyiさんにはヒットやキャッチはありますので、単に自分のルアーに反応がなかっただけです。

その後、上流へ移動し、イワナエリアでキャストするのですが、2人とも反応が二のでさらに上流のエリアへ向かいました。
最上流部に近いエリアの入渓点まで、案内していただいたところで、Jijyiさんは午後から予定があるということだったので、Jijyiさんとはここでお別れすることになりました。半日お付き合い頂きありがとうございました。
ここからは、単独での釣行となりました。ちょっとした取水堰堤から入渓し、その上流の大堰堤までつりあげって行きます。すぐに岩の脇をかすめるようにリトリーブしたスピナーに24cmほどのイワナがヒット、無事キャッチ。さらにその上流の日のあたらない淵で、すぐにミノーにイワナがヒットしましたが、またもやバラシ。さらに同じ淵の流れ込みにキャストしたルアーに着水と同時にヒットが、これもまたバラシ。。。。今度は、ダウンで同じところを攻めるとやっとヒットしたイワナをランディングすることが出来ました。暫く行くと今回の行き止まりの堰堤にたどりつき、ルアーをキャストすると数投目でバイトするも、フックアップせず。。。。その後、チェイスまでは持っていけますが、バイトまでは至りませんでした。
ある程度やったところで見切りをつけ、入渓したところから下ってみたのですが、水量が少ないせいか、全く反応はなく午後1時半過ぎに納竿としました。
今日は、魚の活性も高い状況でかなりの数のバイトもあったのですが、ちゃんとフッキングで着なかったり、フッキングできてもバラシたりとキャッチできる魚が少なかったのは、今後の課題ですね。
とにかく、お忙しい中、半日あちこち案内頂いたJijyiさん、ありがとうございました。


5月6日
今日は、九頭竜川にサクラマス狙いに行ってきました。
と言ってももともとこのゴールデンウィークの連休の釣行プランに入っていたわけではありません。サクラマスといえば、トラウトアングラーなら誰でも狙ってみたい憧れのターゲットだとは思いますが、東京に住む身にとって秋田県や山形県の河川や、福井県の九頭竜川に通って狙うようなこともさすがに出来ません。経験十分で川を知り尽くして念に何本も釣り上げる地元アングラーならいざ知らず、何年も通って釣れない人もいるという状況になるとなかなか手を出せないのも事実です。それこそロシアに行って釣ってくるというのが、逆に現実的です。

そんな中、今回は長良川で出会った餌釣りの方が前日サクラマスを釣ってきたという話を聞いたり、ウェーディングシューズを買いに行ったフライショップで九頭竜川がかつてないほど釣れているという情報を聞いたり、一緒に言ったChurinさんも釣れているので知り合いに誘われているという話を聞いたりと、この短期間に偶然にも3つの情報源から自分の耳に入ってくるとなると何かが見えない流れがサクラマスへと誘っているように感じられました。そんなことから、ものの試しに九頭竜川へと足を運んでみることにしてみました。

あくまで気楽に行くつもりだったので、GW釣行の実質的最終日が偶然平日だったこともあり、空いているだろうという読みもあって6日に決めたわけです。何も知らないところなのであんまり朝早く気合を入れてもということで、ゆっくり寝て愛知を9時半に出発して名神高速・北陸道を経由して福井を目指しました。この日は、天気予報でも雨の予報で名神高速はかなり強い雨が降っていましたが、福井県が近づくにつれてそれほど天気が崩れていなかったので、釣りにはそれほど影響しないだろうと考えていました。

まず最初に向かったのは、『越前フィッシングセンター』九頭竜川の情報が集まるお店なので、日釣券を買うついでにいいポイントを教えてもらおうという気楽な考えで向かいました。到着したのは、お昼の12時過ぎ。日釣券を買うと早速ポイントを社長さんが教えてくれました。まず、九頭竜川の大きな地図を出していつどこでどれくらいのサクラマスが釣れたのかびっしり書いてあります。それを身ながら、コピーした小さめの九頭竜川ポイントマップを取り出し、下流から順番にいいポイントに○を付けていってくれました。今日、午後半日だけやることを告げると、ここに入りなさいと、今日朝上がっているポイントに入るようにアドバイスしてもらいました。特にプランがあるわけでもないので、素直にそこに入ることにして上流のポイントへ向かいました。
指示されたポイントは、『保育園前右岸』というところで、ちょうど公園の前のポイントでした。川原に入る道がわからなかったので堤防の外の駐車場に車を止め、タックルの準備をして歩いて川まで向かいました。教えてもらったポイントらしきところを見つけ、足場も悪くないので、多分ここだろうと思い、レーザーチヌークS サクラ14gをモンスターリミテッド93の先に結び、巻きたての10lbのスーパートラウトアドバンスをスプールになじませるため、数投軽めのキャストをしました。

ボトムを探るため、クロス〜アップクロス気味にスプーンをキャストして、糸ふけを取りながら、ボトムにスプーンが時折当たるのを感じるように流れに乗せて探っていきます。10数投目にクロスからややアップ気味にスプーンが着水し、ちょうどいい感じでボトムを感じながら流していくと、スプーンが止まって根掛かりかと思ったが、大きくあわせると確実に魚の感触が伝わってきました。すぐに、ゴンッゴンッと首を振るような感触がラインの先から伝わってくる。ゆるめに設定したドラグからラインが出ていくので、ドラクを増し締めし、慎重にファイトする。とにかく、バレないことを祈りました。近くに寄せては走ろうとするが、それほど大きくないのが自分のタックルで余裕を持って対応できた。水面まで上げてきてもさらにバシャバシャと泳いで走ろうとする。それほど、時間はかからす疲れを見せたサクラマスを自作ネットで無事ランディングすることができました。13時30分過ぎの出来事でした。釣り場に着いて20分ぐらいしかたっていないと思います。

早速安全な岸に運んで撮影をして、また釣れるんじゃないかと釣りを再開しますがなかなかそうはいかないですね。この後、1時間半ぐらい移動しながら釣りを続けましたが、ぱらぱら降っていた風雨が強くなったので、釣れた事を報告するため、越前フィッシングセンターへ向かいました。

ちょうど支度をして車を走らせようとしていたときに携帯電話がなり、出てみるとChurinさんからでした。先日なくしたデジカメが奇跡的に見つかったということでした。サクラマスを釣り上げ、無くしたデジカメも見つかるという奇跡的な出来事が2つもある一日でした。

何年も通って顔を見ることができないサクラマスを、なんとなく出かけて30分足らずで吊り上げてしまうというのはツイているという以外に表現の仕様がないですね。

ここで釣りました。通称保育園前右岸

サクラマスとなるとさすがにネットからはみ出します。

九頭竜川のサクラマス
レーザーチヌークS サクラ14g

5月7日 奇跡的にChurinさんに見つけていただいたデジカメを受け取り、深夜高速を移動して帰宅しました。


今回の総走行距離 : 2,123km


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