![]() 長く続く道。写真には写らないですが物凄い虫の数です。 |
朝6時にホテルのロビー集合だったのですが、暑くてよく眠れず3時には起きてしまうという有様でした。昨晩受け取ったお弁当(サンドイッチとか)を持ってバスに乗り込む。(ホテルからトゥムニン川のロッジまで車で8時間と事前の案内パンフレットには書いてありました。) 6時12分にホテルを出発したバスは、朝早いハバロフスク市内を抜け、国道らしき道へ。かなり揺れる舗装路をひたすらバスは、走っていきます。ハバロフスク周辺は、アムール川とその周りの湿地帯となっており、その中に国道が走っています。その国道を目的地まで何kmあるのかしならないままひたすら白樺の木々の森の中を走っていきます。 ハバロフスク周辺で見かける車はほとんどが日本車で圧倒的にトヨタ人気のようで驚きました。国道を走る我々のバスを数多くの四駆の日本車が追い抜いていきます。 4時間以上走ったころ、最後のレストラン?で早めの昼食を食べました。かつてのアメリカ映画に出てくるようなハイウェイ沿いの小屋のような感じの建物です。あまり口に合わないものを食べ、しばらく休憩した後、再び出発しました。しばらく走った先のガソリンスタンドで給油して、来た道を折り返してしばらく走ったところで国道を外れる道に入りました。個々から先は未舗装路のようで、街中で走るようなバスではほとんどスピードを出すことが出来ずひたすら大きく揺れるバスの中でいつつくのか不思議に思いながらただ乗っていることしか出来ません。 道はどんどん悪くなり、ぬかるみに水がたまっているところをいくつも通り抜けなければならず、毎回ドライバーが水深を確認して進むので思うように距離を伸ばすことが出来ず、予定の8時間で到着することなどどう考えても無理なことが、参加者の間に広がりながらも、いつかは着くという期待の元にひたすら席に座っていました。途中数軒の民家がある町?を過ぎたり、ひたすら鉄道の線路の横を走り続けたり、山頂の踏み切りを越えたり、いくつ目かわからなくなった水溜りを通り抜け、『材木の街』と勝手に名づけた古びた街にたどり着きました。たどり着いたの時間は、19時半すでにハバロフスクのホテルを出発してから、13時間半が経過していました。ガソリンスタンドの脇では、山から切り出した木材を鉄道の木材用の貨物車両に積み替えています。 ここで2度目の給油を行い、比較的ちゃんとした未舗装路を走り出しました。途中、管理人が居るゲートがありここで同行する州政府のレンジャー??らしき人が許可証?らしきものを見せると無事通過することが出来ました。この後、21時半ごろになってやっとトゥムニン川を渡る橋にたどり着きました。この時点で残り43kmということでした。結局目的のロッジにたどり着いたのは、23時になってからでした。 結局8時間で着くと思っていたところが、17時間近くかかっています。途中未舗装路や水深のある水溜りに阻まれたのが理由という割には時間がかかりすぎています・・・。その日は遅い夕食をとりすぐに熟睡しました。 |
![]() 途中のガソリンスタンドにて。 |
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![]() 鉄道に沿うように未舗装路が続いています。偶然すれ違った貨物列車 |
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![]() こんなダートと風景がひたすら続きます。 |
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![]() 装甲車?を積んだ大型車。追い抜いていったけど、水溜りで立ち往生していたら、追い抜いていきました。 |
![]() トゥムニン川についたのかと思いきやアムール川の支流でした。 |
![]() 川ではなく水溜りです。 |
![]() 標高700mほどにある山頂の駅?踏切には鍵がしてあり、毎回管理人さんに借りて開け閉めして通ります。 |
![]() 山道ではこんな風景が続きます。 |
![]() やっと辿り着いたトゥムニン川に架かる橋。ここからロッジまで43km。 |
![]() ハバロフスクから、トゥムニン川のロッジまでの移動距離 620km、舗装路約350km、未舗装路270km |