釣り初日。朝8時から朝食をとって9時に3艇のボートに分かれて出発です。 さすがに17時間におよぶ来る蚊での移動の果てに辿り着いた川だけに大きな期待を抱かないわけがありません。コッピから変更しているので、たくさんのシーマが釣れてかつ大型シーマもといった勝手に思い込んで、タックルの準備をします。 トゥムニン川の水は、土などの濁りとは異なるうっすらと茶色い色をしています。上流の山から流れ出す水は湿原地帯から来ているようで、落ち葉からなる腐葉土などの影響によってうっすらと茶色い色をしています。 |
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![]() 朝靄の中、ロッジからボートで出発します。このような天気は朝だけで、日が出るとどんどん気温が上昇していきます。 |
出発したボートはロッジ下流の支流との合流点下流の岸に着けました。そこでボートの上から3人でそれぞれの方向へキャストを開始します。 数キャストしたところで、ガイドのアレキサンダーが、ルアーボックスを見せろというのでミノーケースを見せると、彼が言うには、シーマには赤金でタイメンにはヤマメカラーがいいということらしい。郷に入れば郷に従えということで、ドリフトトゥイッチャー85Sのヤマメカラーにチェンジしてキャストを再開しました。 キャスト開始後すぐにSさんが60cmぐらいのタイメンをキャッチ。自分は、支流と流れが合流している瀬を狙っていますが、とりあえず反応がありません。ボートの上でちょっと立ち位置を変わってもらい、ルアーを流れに対してクロスにキャストして、瀬の中をドリフトさせて流れの脇に入ったところからリールを巻き始め、ボートの下流10mぐらいのところで魚がヒット。それほど大きくなくすぐに上がってきたのは、婚姻色の出た45cmほどのオスのシーマでした。しばらくの間水中で蘇生するのを待つと川に戻っていきました。 |
![]() ![]() トゥムニン川の1匹目は婚姻色がくっきりと出た♂シーマ45cm |
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その後、ホートで数百メートル下流へ場所を変えて再度釣り開始。ちょうど分流が合流し、その下流で小さな流れ込みがあるポイントです。ここでも、3人で何本かのタイメンとドリーバーデンがヒットしました。完全に流れがゆるいところだとドリーバーデンがヒットしてきます。 ただこのボートポジションからだと、本流と分流の流れがあたってできるたるみを本流側から通したいのですが、遠くに投げろといわれてもなかなかそこまで届きません。ガイドは、手を広げて大きい『タイメーニャ』がいるというのですが・・・。 |
![]() 同船者にもヒットが連続しています。 |
![]() 初ドリーバーデン!30cmと小さいですが。 |
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ガイドは、無線で別のボートと頻繁に連絡を取っています。ロシア語なのでさっぱり分かりませんが、こちらの釣果を報告して、相手の釣果を聞いているようです。無線連絡が終わると手を広げてシーマだのタイメンだの言っています。どうも無効の船でもしっかり釣れているようです。 タイメンが出ないので、さらに下流のポイントへ移動します。 次のポイントは、川が大きく右に90度にカーブしておりその左側には大きなワンドがありワンドの山側から分流が合流しているポイントです。 |
![]() シュガーディープにヒットしたタイメン65cm |
かなりの大場所ですが、ワンドと本流の流れの境目を狙ってシュガーディープをショートジャークさせながらリトリーブする。すると、ぐっと重くなり、その瞬間に大きく合わせると魚がヒット。ボートの近くまでは大人しく寄ってきますが、ボートの脇まで寄せてくるといきなり走り出します。右に行ったり左に行ったり、ボートの下にもぐったり激しくファイとしてくれます。程なくして大人しくなったところでランディングしたのは、65cmほどの初タイメンです。 ファーストフィッシュなので何枚か写真を撮ってリリースします。 同船する二人にもかわるがわるタイメンがヒットしてきます。ガイドは、ボートの位置をいろいろと変えながら狙えるポイントが変わるように長い棒を使ってボートをコントロールしてくれています。 このポイントで結構な数のタイメンとドリーを釣り上げて午前中のつりは終了となりました。一旦ロッジに戻ってお昼ごはんです。 |
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![]() きれいなロッジは、ガイドとスタッフ用・・・。 |
![]() 左の古いロッジは参加者5人収容の宿泊用・・・。 |
今日は、午前の釣り開始後、すぐに太陽の強い日差しとともに気温が上がりウェーダーの中が汗ばむぐらいの陽気です。昼食をとった後、1時間ほど休憩した後、3時ごろから午後の釣りに出かけました。 午前中に叩いたポイントより下流のポイントに入りました。川が分かれており中州ができているポイントにボートを乗り上げ、岸からの釣りをしました。ちょっとした瀬の流れが岸に当たっていてその反対側にたるみができているポイントで、岸側の駆け上がり周辺にタイドミノースリム120をキャストすると一発でヒット。キャッチしたのは61cmのタイメンです。その後も同じポイントで数匹のドリーを釣り上げました。 |
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![]() 確か61cmのタイメン。 |
![]() 左の顔アップ。ヒットルアーはタイドミノースリム120. |
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![]() 同船者が釣ったグレーリング。 |
その後も、強い日差しの中、何箇所かポイントを回りました。 自分達のボートで数匹のタイメンとドリー、それとグレーリングがキャッチすることができました。 自分には、スプーン18gで40cmのアメマスまで釣れました。 徐々に夕方が近づいたころ、分流が合流するところで、流速が異なる縦の面を通るようにシュガーディープを通すと74cmのタイメンがヒットしました。(写真はありません。) ロッジに戻る時間も近づいていたので、このポイントを最後に初日の釣りを終了しました。 |
![]() これ位の日差しになってから反応がよくなりました。 |
![]() 防水の袋に予備タックルなどを入れて持ち込みます。 |
ロッジに戻ってから、サウナ(バーニャ)で汗を流し、夕食を食べて早々に別途で眠りにつきました。 初日の釣果としては、自分達のボートだけでタイメンは25〜30匹ぐらい釣れてたと思います。自分だけで8匹は釣ってたので。そのほかの魚も含めると、50近くになってたかもしれません。さすがに、午後からはキャッチ&リリースした魚を数えるのはやめてしまったので・・・。 |