今日でトゥムニン川での釣りも3日目。かなり川の感じや魚の付いているポイントもだんだんと理解できてきました。
今朝は雨が降っている。川の水位も上昇傾向にある感じが明らかに見てとることができます。
もう十分食べ飽きた鹿肉を使った朝ごはんを食べ、レインウェアを着込んでボートへと乗り込む。初日と同じボートで小雨が降る中、下流域へと釣りに出かける。
朝一のポイントは、初日で入ったところでパパマーラ川という支流の合流のポイント。あまり反応がよくないので、再び初日と同じポイントを巡るようにポイントを叩きながら下っていきます。さすがに3日目ということと、水位の上昇のせいか、あまり反応がよくないです。それでも、確実にいるところでは、60cmクラスのタイメンがヒットします。
一通り下流方面のポイントをやった後、再び朝一に入ったパパマーラ川合流したの左岸にボートを付けてキャストを開始します。すると、30mほど上流の岸に立っていた木が大きな音を立てて川へ倒れこんでいきました。このままのボートポジションでは流れてくる木に激突してしまうので、アレキサンダーもあわててボートを対岸側に移動させます。
普通に生えている木が倒れるぐらいなので、今まではここまで水位が増えたり川の地形が変化したことがなかったんだろうということが予想できます。ここ極東ロシアの地も今年の天候はおかしいということなんでしょうか。北海道よりもかなり北なので(・д・)ジドーなんてあるはずもないので、例年であればいい天気に恵まれるんでしょう。

対岸に移動して岸にボートを乗り上げ、同船者は岸に上がり釣りをしています。ルアーをミディアムディープの90に付け替え、キャストすること数投目、ピックアップしようとリトリーブしてきたミノーにでかい魚がチェイスしてきたと思った瞬間ヒットしました。
ピッ木アップ寸前だったので暴れているところを無理やりネットでキャッチしてもらいサイズを測る。65cmの婚姻色がくっきりと出たオスのシーマ。驚くほどの体高です。さすがロシアのシーマは違います。

65cm パパシーマ、力強い顔をしています。

これだけ体高があると迫力があります。

タイメンのほうはこのサイズは釣れます。
その後、ちょうどいい時間になったのでロッジに戻り昼食をとり、再び釣りに出かけました。

午後の釣りも、下流域のポイントをかなり下って行きました。かなり下ったエリアもとても感じのいいポイントが多く点在し、初日にやってないポイントでは、タイメンがヒットしてきます。さすがに魚の多さを痛感します。そして、3日目にして外道の王様ウグイがつれました。現地では、カラスマピョールカと呼んでました。

72cmのタイメン


この日は、かなりの下流域まで移動してさまざまなポイントをやりましたが、本当にいそうなポイントからは必ずといっていいほど、タイメンが顔を出します。特に同船者のT氏は、3人の中でサイズ・数ともに一番だったのではないでしょうか。ふと気づくと下のようにランディングを繰り返す姿を目にします。

こんな風景が何度も繰り返されます。このT氏、4日間で相当数のタイメン釣り上げてました。
夕まずめには、タイメンが連続してボイルする様子を見ることができます。しかしながらいまいちミスバイトが多かったみたいです。いろいろな時間帯で狙い方を変えてじっくりやると面白い釣りができるでしょうね。

日も翳り始め、下流からもう一艇のボートがロッジを目指しかえってくるタイミングにあわせ、自分達もロッジへと戻りました。

この日上がった期間中最大のタイメン 110cm。メーターオーバーのタイメンは夢ではない川です。

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