ロシアで釣る
2006年7月、極東ロシアのトゥムニン川へ8日間の遠征に行きました。 タイメン・シーマ(サクラマスの現地名)・ドリーバーデン・グレーリング。 これまで釣ったどの川とも規模が違う魚たちです。
当初は6月26日発でコッピ川という有名な河川に行く予定でしたが、受け入れ側の 都合で釣行河川そのものが変更になり、さらに受け入れ人数の関係で参加できず、 最終的に1週間遅れで別の川――トゥムニン川のツアーに入ることになりました。 日本の信濃川と同規模の河川だそうです。
準備とアクセス
ツアー会社経由でしか入れない場所です。 時間はさかのぼって5月中旬。 昨年コッピ川に行っていたSさんにアドバイスをもらいながら、ユーラスツアーズに 申し込みました。申し込み時にはツアー代金のほかにビザ発行手数料が必要で、 飛行機が新潟空港発だったため、東京〜新潟間の新幹線チケットも事前に 手配してもらっています。
ルアーは川幅を想定して買い足しました。 はじめはコッピ川に行く予定だったので ディープダイバーを中心に集めていましたが、トゥムニン川に変わったことで 「川幅が広そうだ」という想定から12cmのシーバスミノーを追加しました。 600m巻きのライン、交換用の太軸フック、各種小物と、出発前の出費は そこそこかさんでいます。
実際に持っていったのは、シュガーディープ90、シュガーミノードリフト トゥイッチャー85、蝦夷90MD、ディープフィート90MD、デンスディープ90、 タイドミノースリム120を中心に、リップレスミノー、バイブレーション、 スプーン、7〜9cmのミノーなど。
ロッドは9.2ft・8.6ft・7ft・6.8ftの4本、リールはシマノの4000番・3000番・2500番。 ラインはVARIVAS Game 10lb・12lb・16lbを巻いています。スーツケースと ロッドケースは、事前にクロネコヤマトで新潟空港止めに送っておきました。
7月3日 新潟からハバロフスクへ
いつもと同じくらいの時間に家を出て、東京駅でSさんと合流。9時12分発の新幹線で 新潟へ向かい、10時49分着。11時発のバスに乗り換えて30分ほどで新潟空港に 到着しました。待ち合わせは13時。まだ誰も来ていなかったので、送っておいた荷物が ちゃんと届いていることを確認してから、空港内で昼食をとりました。
参加者は合計8名。 北海道から1名、青森から1名、東京近郊から3名、 岡山・広島・徳島から各1名。うち1名はすでに現地にいるということで、 新潟空港からは7名で飛行機に乗り込みます。
荷物を預けるのが一苦労でした。 預ける荷物をX線に通し、7名分まとめて重量を 測って、超過分の追加料金を払う必要があります。手荷物以外は一人20kgまでで、 超過分は1kgあたり900円。全員分を預け終えてしばらく休憩し、15時に手荷物検査と 出国手続きを済ませ、ダリアビア航空の飛行機に乗り込みました。
16時ごろ新潟空港を飛び立ち、ハバロフスク空港には現地時間19時30分頃に到着。 入国審査を受け、全員分の荷物がそろったところで空港を出て、現地旅行会社が 用意したバスでホテルへ向かいます。この日のハバロフスクは気温30度と、 日本以上に暑い夜でした。ホテルには20分ほどで到着。
一応クーラーらしきものはあるのですが、どうも正常に動いていないらしく ただの送風機としてしか機能せず、気温の高さもあって眠れない夜になりました。

7月4日 ロッジまで17時間
「ホテルからロッジまで車で8時間」と案内パンフレットには書いてありました。 朝6時にホテルのロビー集合だったのですが、暑くて眠れず3時には起きてしまう有様。 昨晩受け取ったサンドイッチの弁当を持ってバスに乗り込みます。

長く続く道。写真には写らないですが物凄い虫の数です
6時12分にホテルを出発したバスは、朝早いハバロフスク市内を抜けて国道へ。 かなり揺れる舗装路をひたすら走ります。ハバロフスク周辺はアムール川と その周りの湿地帯で、その中を国道が走っています。目的地まで何kmあるのかも 分からないまま、白樺の森の中を進んでいきました。
このあたりで見かける車はほとんどが日本車で、圧倒的にトヨタ人気のようです。 国道を走る我々のバスを、数多くの四駆の日本車が追い抜いていきます。
4時間以上走ったところで、最後のレストランらしき店で早めの昼食。 かつてのアメリカ映画に出てくるハイウェイ沿いの小屋のような建物でした。 あまり口に合わないものを食べて休憩し、再び出発。給油を済ませてしばらく走った先で 国道を外れると、そこから先は未舗装路でした。

途中のガソリンスタンドにて
街中を走るようなバスでは、ほとんどスピードを出せません。 道はどんどん悪くなり、ぬかるみに水がたまっているところをいくつも 通り抜けなければならず、毎回ドライバーが水深を確認して進むので 思うように距離が伸びません。予定の8時間で着くのはどう考えても無理だと 参加者の間に広がりながらも、いつかは着くという期待だけでひたすら座っていました。

鉄道に沿うように未舗装路が続いています。偶然すれ違った貨物列車

こんなダートと風景がひたすら続きます

装甲車を積んだ大型車。追い抜いていったけど、水溜りで立ち往生していました

トゥムニン川に着いたのかと思いきや、アムール川の支流でした

川ではなく水溜りです

標高700mほどにある山頂の駅。踏切には鍵がしてあり、毎回管理人さんに借りて開け閉めして通ります
数軒の民家がある町を過ぎ、鉄道の線路の横をひたすら走り、山頂の踏切を越え、 いくつ目か分からなくなった水溜りを通り抜けて、「材木の街」と勝手に名づけた 古びた街にたどり着いたのが19時半。ハバロフスクのホテルを出てから 13時間半が経過していました。ガソリンスタンドの脇では、山から切り出した木材を 鉄道の貨物車両に積み替えています。
ここで2度目の給油をして、比較的ちゃんとした未舗装路を走り出します。 途中、管理人がいるゲートがあり、同行する州政府のレンジャーらしき人が 許可証らしきものを見せて無事通過。21時半ごろになって、やっとトゥムニン川に 架かる橋にたどり着きました。この時点で、ロッジまで残り43km。

山道ではこんな風景が続きます

やっと辿り着いたトゥムニン川に架かる橋。ここからロッジまで43km
結局ロッジに着いたのは23時。8時間で着くと思っていたところが、17時間近く かかりました。遅い夕食をとって、すぐに熟睡しています。

ハバロフスクからトゥムニン川のロッジまで620km。舗装路約350km、未舗装路270km
7月5日(釣り1日目) タイメン25〜30匹
朝8時から朝食をとって、9時に3艇のボートに分かれて出発です。 17時間かけてたどり着いた川だけに、期待しないわけがありません。
トゥムニン川の水は、うっすらと茶色い色をしています。 土などの濁りとは違い、 上流の湿原地帯から流れ出す水が、落ち葉からなる腐葉土の影響でこの色に なっているようでした。

朝靄の中、ロッジからボートで出発します。この天気は朝だけで、日が出るとどんどん気温が上昇していきます
出発したボートは、ロッジ下流の支流との合流点下流の岸に着けました。 そこからボートの上で3人がそれぞれの方向へキャストを開始します。
ガイドのアレキサンダーいわく「シーマには赤金、タイメンにはヤマメカラー」。 数キャストしたところでルアーボックスを見せろというので、ミノーケースを見せると そう言われました。郷に入れば郷に従えということで、ドリフトトゥイッチャー85Sの ヤマメカラーにチェンジしてキャストを再開します。
すぐにSさんが60cmぐらいのタイメンをキャッチ。自分は支流と本流が合流している瀬を 狙っていましたが反応がなく、ボートの上で立ち位置を変えてもらい、流れに対して クロスにキャストして瀬の中をドリフトさせ、流れの脇に入ったところから リールを巻き始めると、ボートの下流10mぐらいで魚がヒット。上がってきたのは 婚姻色の出た45cmほどのオスのシーマでした。しばらく水中で蘇生を待つと、 川に戻っていきました。


トゥムニン川の1匹目は婚姻色がくっきりと出た♂シーマ45cm
数百メートル下流へ移動して再開。分流が合流し、その下流に小さな流れ込みがある ポイントです。ここでも3人で何本かのタイメンとドリーバーデンがヒットしました。 完全に流れがゆるいところだと、ドリーバーデンが出ます。

初ドリーバーデン。30cmと小さいですが
ただ、このボートポジションからだと、本流と分流の流れがぶつかってできる たるみを本流側から通したいのに、遠くに投げろと言われてもなかなか届きません。 ガイドは手を広げて、大きい「タイメーニャ」がいると言うのですが。

同船者にもヒットが連続しています
ガイドは無線で別のボートと頻繁に連絡を取っています。 ロシア語なので さっぱり分かりませんが、こちらの釣果を報告して相手の釣果を聞いているようです。 無線が終わると手を広げて、シーマだのタイメンだのと言っています。 どうも向こうの船でもしっかり釣れているようでした。
タイメンが出ないので、さらに下流へ移動。次のポイントは、川が大きく右に90度 カーブしていて、左側に大きなワンドがあり、ワンドの山側から分流が合流している 場所です。

シュガーディープにヒットしたタイメン65cm
かなりの大場所ですが、ワンドと本流の流れの境目を狙ってシュガーディープを ショートジャークさせながらリトリーブすると、ぐっと重くなり、その瞬間に 大きく合わせるとヒット。ボートの近くまでは大人しく寄ってきますが、 脇まで寄せるといきなり走り出します。右へ左へ、ボートの下にもぐったりと 激しくファイトしてくれました。ランディングしたのは65cmほどの初タイメンです。
同船する二人にもかわるがわるタイメンがヒットしてきます。ガイドは長い棒を使って ボートの位置を変えながら、狙えるポイントが変わるようにコントロールしてくれます。 このポイントで結構な数のタイメンとドリーを釣り上げ、午前の釣りは終了。 いったんロッジに戻って昼食です。

きれいなロッジは、ガイドとスタッフ用

左の古いロッジは、参加者5人収容の宿泊用
午前の釣りが始まってすぐ、強い日差しとともに気温が上がり、ウェーダーの中が 汗ばむほどの陽気になりました。昼食後1時間ほど休憩して、3時ごろから 午後の釣りへ。
午前中に叩いたポイントより下流に入りました。川が分かれて中州ができている ところにボートを乗り上げ、岸からの釣りです。瀬の流れが岸に当たっていて、 その反対側にたるみができているポイントで、岸側の駆け上がり周辺に タイドミノースリム120をキャストすると一発でヒット。61cmのタイメンでした。 その後も同じポイントで数匹のドリーを釣り上げています。

61cmのタイメン

顔のアップ。ヒットルアーはタイドミノースリム120

同船者が釣ったグレーリング
その後も強い日差しの中、何箇所かポイントを回りました。自分たちのボートで 数匹のタイメンとドリー、それとグレーリング。自分にはスプーン18gで 40cmのアメマスまで釣れました。
夕方近く、分流が合流するところで74cmのタイメン。 流速が異なる縦の面を通るように シュガーディープを通して出ました(写真はありません)。ロッジに戻る時間も 近づいていたので、このポイントを最後に初日の釣りを終了しました。

これくらいの日差しになってから反応がよくなりました

防水の袋に予備タックルなどを入れて持ち込みます
ロッジに戻ってからサウナ(バーニャ)で汗を流し、夕食を食べて早々に眠りました。 初日の釣果は、自分たちのボートだけでタイメン25〜30匹ぐらい。 自分だけで8匹は釣っていたので、ほかの魚も含めると50近くになっていたかもしれません。 さすがに午後からは、キャッチ&リリースした魚を数えるのをやめてしまいました。
7月6日(2日目) 曇りで高活性、87cm
まだ暗い早朝、激しい雷の音と雨で目が覚めました。時計を見るとまだ5時。 朝食を食べるころには雨もほとんど上がり、それぞれ準備をしてボートへ。 今日は和船型のボートで、ロッジから上流域へ向かいます。
ロッジからすぐのところにある小さな流れ込みでは小さなドリーバーデンだけ。 細い分流が本流と合流する、いかにもタイメンが出そうなポイントでも反応がなく、 さらに上流へ。
次のポイントからは、いそうなところからは必ずといっていいほどタイメンが ヒットします。 同船者のTさんは、同じ立ち位置で3連続ヒットになるほど。 ガイドのセルゲイもポイントごとにこまめに移動してくれたおかげで、 かなりの数のタイメンとドリーをキャッチできました。あんまり釣れるので、 何匹キャッチしたのかは分かりません。未明の夕立の影響か曇り空だったので、 魚の活性も高い状態でした。


右からの分流の流れと、左からの流れの強い本流がぶつかったところで、ほとんどのタイメンはヒットしてきました


このサイズのドリーバーデンは結構ヒットしてきます。イワナ系とは思えないすばらしいファイトをしてくれます
昼食後は、ロッジより下流域へ。すでに他の2艇も午前中から下流域を叩いていることと、 和船型のボートなのでそれほど遠くまで移動できず、なかなかいい魚は出ないまま 時間が過ぎていきます。
途中のポイントでSさんのディープダイバーに70近いシーマのチェイスがあったようですが、 ヒットには至らず。今回はほとんどシーマが上がらないようです。ヒットしても、 完全に産卵を意識した婚姻色が出た個体でした。
夕まずめ、Tさんに87cmのタイメン。 さすがに80後半になると結構でかいです。 同じポイントで自分にもタイメンが出ましたが、一回り小さい70台でした。 ちょうどキャストしていたところの上流で複数のタイメンがボイルしていたようで、 本当ならそういうタイミングでトップで狙うと面白いんでしょうが、 ガイドさんはあまり考えていないのかもしれません。

87cmのタイメン
7月7日(3日目) 65cmのパパシーマと、110cm
トゥムニン川での釣りも3日目。かなり川の感じや、魚の付いているポイントも だんだん理解できてきました。今朝は雨。川の水位も上昇傾向にあるのが 明らかに見て取れます。
もう十分食べ飽きた鹿肉の朝ごはんを食べ、レインウェアを着込んでボートへ。 初日と同じボートで、小雨の中を下流域へ向かいます。
朝一は、初日にも入ったパパマーラ川という支流の合流点。反応がよくないので、 初日と同じポイントを巡るように叩きながら下っていきます。3日目ということと 水位の上昇のせいか反応は鈍いものの、確実にいるところでは60cmクラスの タイメンがヒットします。


30mほど上流の岸に立っていた木が、大きな音を立てて川へ倒れ込んでいきました。 一通り下流方面をやった後、再び朝一のパパマーラ川合流点の左岸にボートを付けて キャストを開始したときのことです。このままのボートポジションでは流れてくる木に 激突してしまうので、アレキサンダーもあわてて対岸側へ移動させます。
普通に生えている木が倒れるくらいなので、今までここまで水位が増えたり 川の地形が変化したことがなかったんだろうと予想できます。北海道よりも かなり北の土地で、例年ならいい天気に恵まれるはずなのですが。
対岸に移動して岸にボートを乗り上げ、ルアーをミディアムディープの90に 付け替えてキャストすること数投目。ピックアップしようとリトリーブしてきた ミノーにでかい魚がチェイスしてきたと思った瞬間、ヒットしました。 ピックアップ寸前だったので、暴れているところを無理やりネットでキャッチしてもらい サイズを測ると65cm。婚姻色がくっきり出たオスのシーマで、驚くほどの体高です。 さすがロシアのシーマは違います。

65cm パパシーマ、力強い顔をしています

これだけ体高があると迫力があります

タイメンのほうは、このサイズは釣れます
昼食をとって再び釣りへ。午後も下流域のポイントをかなり下っていきました。 下ったエリアも感じのいいポイントが多く点在し、初日にやっていないところでは タイメンがヒットしてきます。魚の多さを痛感します。そして3日目にして、 外道の王様ウグイが釣れました。現地では「カラスマピョールカ」と呼んでいました。

72cmのタイメン
本当にいそうなポイントからは、必ずといっていいほどタイメンが顔を出します。 特に同船者のT氏は、3人の中でサイズ・数ともに一番だったのではないでしょうか。 ふと気づくと、ランディングを繰り返す姿を目にします。


こんな風景が何度も繰り返されます。このT氏、4日間で相当数のタイメンを釣り上げていました
夕まずめには、タイメンが連続してボイルする様子を見ることができました。 ただ、いまいちミスバイトが多かったようです。いろいろな時間帯で狙い方を変えて じっくりやると、面白い釣りができるでしょうね。
日も翳り始め、下流からもう一艇のボートがロッジを目指して帰ってくるタイミングに あわせ、自分たちもロッジへ戻りました。

この日上がった期間中最大のタイメン 110cm。メーターオーバーのタイメンは夢ではない川です
7月8日(4日目) 増水の中で
トゥムニン川での釣りも今日が最終日。まだ日が昇るまでかなり時間があるころ、 激しい腹痛で目が覚めました。時計を見るとまだ5時。ここでの偏った慣れない食事が よくなかったのかもしれません。
食事は食パン・チーズの組み合わせと、鹿肉を使ったスープ・煮物・鹿丼、 魚のスープのいずれかの組み合わせで、かなりバラエティーに欠けています。 近くの食料を調達できそうな町からは少なくとも100kmは離れているので、 保存の効く食料しか届かないのでしょう。日本食を持っていけばよかったと つくづく思いました。


今朝の朝食。卵料理はかなり貴重なのでとてもありがたい
4日目ともなると、2日目の夕立や3日目の雨の影響で、かなり50cm近く水位が 増えています。 いつ雨が降ってもおかしくない曇り空の中、セルゲイが操船する 和船タイプのボートで上流エリアへ向かいます。
増水と濁りが入っているので、本流と分岐または合流する分流を中心に攻められる ポイントを選んでボートを付けてくれます。通常は水に浸かっていない中州などが 水没している影響で、どうしても流木にルアーが引っかかってしまい、毎回ボートで 回収して回るためキャスト数の効率は落ちます。それでも、それなりのポイントでは それなりにタイメンやドリーが反応してきます。


2日目に入った、川が大きく右にカーブして結構広い中州ができているポイントも、 増水でほとんどが川の一部と化していました。そんな状況でも同船者は80cmクラスの タイメンをキャッチしています。ここでは自分にはタイメンは出なかったものの、 48cmのドリーバーデンをキャッチしました。
その後、2日目に反応のよかった流木エリアにも行きましたが、増水でいいポイントに 立ち込むことができずすぐに移動。何箇所か回って、いまいちの状況のまま 午前の釣りを終了としました。

2日目と4日目に使用した和船タイプのボート。鉄製で錆びているところもありますが、慣れれば問題はありません

雨も本格的になり、絶えず雷が鳴り続けるため急いでロッジに戻ります
午後も上流エリアへ。かなりの上流まで行ってくれて、複雑な流れが分岐・合流する エリアなどに入りました。魚もポツリポツリと上がるものの、雨は本格的になり、 雷も鳴り始めてちょっと危険な感じがしたので、最後までやることはせず 早々に最終日の釣りを切り上げてロッジに戻りました。
翌日も朝早くバスで移動することになるため、釣り道具の片付けと荷物の整理。 最終日に雨に降られると、いろいろ濡れたまま持って帰ることになるので、 晴れてほしかったですね。
7月9日 帰路も13時間
ロッジからハバロフスクへの移動日。装甲車のような車に荷物を詰め込んで バスを駐車しているところまで運び、人はパジェロで運んでもらいます。
来るときに17時間かかっているので、どれくらいかかるのかが心配の種でしたが、 とにかくハバロフスクに戻るだけなので、細かいことはドライバーに任せて 何も考えないようにしてバスの座席に座っていることにしました。

ロッジから一番近い町は、山から切り出した木材を列車に積み込む拠点となる町のようです

木材を切り出すことができない冬はどんな状況なんだろうと、ふと思ってみたりする

雨が続いたせいで、道はこんな状況です
朝6時にロッジを出発して、ハバロフスクのホテルに着いたのは13時間後。 往路に比べて、ドライバーさんもダートの運転に慣れたのか結構早かったです。 途中、泥に乗り上げたカローラを助けたりはしたものの、停車時間は1時間ほど。 ドライバーさんは相当疲れたに違いありません。
ホテルで久しぶりにまともな夕食を食べて、早々にちゃんとしたベッドにもぐりこんで 眠りにつきました。
7月10日 ハバロフスクから帰国
いよいよ日本帰国の日。ホテルで朝食を食べて、飛行機の出発までの2、3時間で お土産の買い出しに向かいました。
最初は自由市場のようなところへ。さまざまな食材が売られていて、蜂蜜や肉や魚が とてもたくさん並んでいます。建物の外では、衣類から電化製品、釣具まで 売られていました。お土産には蜂蜜やキングサーモンの燻製などを みんな買っているようでした。その後、街中の店を何軒か回り、スーパーのような ところでチョコレートらしきお土産を購入して空港へ。



空港に着くと、一番の大仕事が出国手続きです。 まず1回目の荷物検査を受け、 空港内に入るとパスポートのチェック、その後に手荷物検査。手荷物をあけるように 言われてチェックを受け、この難関を潜り抜けると再びX線のチェック。 そこでやっと荷物を預けられます。重量オーバーした分のお金を支払い、 出国審査を通過してやっと手続き完了です。
その後、定刻通り離陸したダリアビア航空の飛行機で無事帰国しました。
この川の規模
トゥムニン川は、日本の信濃川と同規模の河川だそうです。上流の湿原地帯から 流れ出す水は、腐葉土の影響でうっすら茶色をしています。
期間中に見えていた景色です。
| 魚種 | サイズ感 |
|---|---|
| タイメン | 60〜70cm台が普通に出て、期間中最大は110cm |
| シーマ(サクラマス) | 婚姻色の出たオスで45〜65cm、体高が日本の個体と違う |
| ドリーバーデン | 30〜48cm。イワナ系とは思えないファイトをする |
| グレーリング | 外道として混じる |
| ウグイ | 現地名カラスマピョールカ。3日目にやっと釣れた |
「いそうなポイントには必ずタイメンがいる」というのが、この川の実感です。 移動のハードさに見合うだけの密度でした。