鮎の友釣り上達への道

釣り日記

鮎釣り3年目。これからどれだけ上達できるか分かりませんが、上達するために取り組んだことなどを記録として残しておきたいとおもいます。

直接しっかり教えてもらう

鮎の友釣りを始めても、わからないことだらけだと思います。まずは、誰かに直接教えてもらうことが大事だと思います。経験者と釣りに行っても、しっかり教えてもらえるわけではないので、初心者向け講習会のようなものに参加するのが、最初のステップとしていいと思います。ただ、本当の初めて竿を持つような人向けだと、体験することはできますが、あまりステップアップのための勉強にはならないかと思います。

自分の場合、栃木県那珂川を中心に活動されている「鮎追い人」主催の2023年7月30日の第4回の初心者講習会に参加させてもらいました。全くの初心者ではない状態で参加させてもらいましたが、参加者の技量を見て指導する方をアサインして頂けました。マンツーマンで教えてもらえたので、質問したりすることもできてとても勉強になりました。また、講習会の場所(ポイント)もちゃんと選んでいただいたようで、全くの初心者の方もちゃんと参加者全員鮎を釣ることができていました。釣具店主催の講習会だとしっかりと教えてもらえないようなことを聞きますので、いい講習会に参加できたと思います。

上手な人の釣りを見て学ぶ

上手な人の釣りを見て学ぶととてもも勉強になります。特に、見ながら色々と質問ができると理解も深まるし、どんなところにどうやって、オトリを入れるのかを見ることで、同じように真似ることで鮎釣りが上達すると思います。

初心者講習会に参加させていただいた事がきっかけで、鮎追い人さんの月例会に2度ほど参加させていただきました。トーナメンターが数多く在籍されているチームなので上手な方がとても多いです。月例会は、2時間を3セット実施してその結果で順位を付けているのですが、参加されている方は流石にたくさん釣られます。周りの様子に気を配ると、移動のタイミングや1カ所のポイントを探る時間や川を切る場所など、非常に勉強になりました。全国大会の決勝に出られている人はやはり一味違うと感しました。

横目で見ているだけではわからないことばかりなので、2時間まるまるダイワのテスターの岡崎さんの楚辺で釣りを見させて頂きました。実際に釣りをしながら色々と説明をして頂きながら、次々と鮎をかけていくのには正直びっくりしました。オトリ鮎を入れるポイントや入れ方、状況に合わせた操作方法など直接見て、説明してもらえたので理解しやすかったです。

鮎釣り名人の方々から教えてもらったこと(アドバイス集)

鮎の友釣りを始めたもののちゃんと釣れるようになるためには、かなりたくさんの知識や技術が必要です。これまで教えてもらったことなど忘れないようにメモとしてまとめました。まだまだ、勉強中なので、随時加筆追加していきます。

  • 翌日のためにおとり鮎を残す場合、背掛で傷が小さいメスをオトリに使わずにに残しておく。オトリ缶閉れる際は、数が多くならないようにする。また、弱った魚が死んでしまうと、他の魚が死んでしまうため、必要最低限の数を残しておく。
  • 口掛する場合には、尾から錨までの距離を指4本分ぐらい長く取る
  • かかった場所と同じ筋を釣る。同じような石やかけ上がりのような地形になっているため、鮎がついている。
  • 掛かり所が悪い野鮎も、曳舟の中で休ませると回復することがある。
  • 針の尾から出す長さは、狙う野鮎のサイズ(幅)に合わせて調整する。大鮎狙いなら、長めに出す。
  • 鮎が掛かって、横や上流に泳いで行く場合は、オトリ鮎に野鮎が横から攻撃しているので、ストレートタイプの針を使用して、下流に下る場合には、しわりタイプを使用するようにすると、バレが少なくなる。
  • 下流に泳ぐおとり鮎は、下らないように竿の操作で動きをとめ、上流を向くようにクセをつけてやる。
  • 群れ鮎に馴染ませて釣りをする時には、単線のメタルラインを使う。止めてアピールさせる場合には、動きすぎるため、複合メタルラインの水の抵抗を使用して、オトリ鮎の泳ぎの幅を抑え気味にしてやる。
  • 左岸に立って釣りをする場合、右手で竿尻を持ちオトリ鮎を送り出し、右岸で釣りをする場合には、左手で竿尻を持ちオトリ鮎を送り出す。
  • 石が形成する”受け”があるポイントを逃さずにおとりを通す。
  • 背バリは、オトリ鮎をポイントに留めるために使うもので、早い瀬の中に入れるために使うものではない。
  • オモリは、寝かして使うと、囮が上流へ泳いでしまうので、竿を縦気味にして操作する。オトリ鮎の上に、オモリが来るようにして泳がせる。
  • オモリを使うと、オトリ鮎の動きが抑えられるので、いい場合と悪い場合がある。
  • 曳舟からオトリを選ぶときは、底にいる鮎で、滑りがあって、よく動く鮎を選ぶ。
  • 止めて誘う際に、ある程度幅を持った動きをするように操作する。
  • 那珂川は、後半、黒い石よりも、茶色または黄色っぽい石を狙う。
  • 渇水垢グサれの時には、ヘチを狙う。
  • 高水温の時には、弱りが早くなるので背針を使わない方がいい。
  • 鮎が掛かるのは、早い流れと遅い流れの境界。
  • おとり鮎に手で触れている時間は極力短くする。
  • おとり鮎に仕掛けをセットする際には、頭が水中にあるようにして行う。
  • 水を凍らせた500mlペットボトルを使って、車でのポイント移動時にオトリ缶に入れて、水温が上がらないよう運搬にする。
  • オトリ缶から鮎を取り出す際には、水を捨てて5cm程度の深さまで水を減らしてから、陸上で行う。
  • 仕掛けをセットして、おとりを川に放すときには、竿を曲げておとり鮎にテンションがかかるようにすると泳ぎ出す。
  • 養殖のおとり鮎は、休ませると回復するので、入れ替えて休ませながら釣るとよい。
  • 鮎ダモに鮎を入れることでもダメージになるので、不必要に鮎をタモに入れないようにする。
  • 竿を操作するときは、急激に動かさず、ゆっくりかつスムーズに操作して、オトリ鮎に負担がかからないようにする。
  • 糸にテンションがかかった状態で操作する。緩めると、トラブルの元になるだけ。
  • 若い鮎は、基本的に背の中にいるものとして考えて釣りをする。(瀨釣りマニア)
  • オモリは、オトリ鮎の長さ分だけ上部に取り付けるのが基本。泳がなくなってきたら徐々におとり鮎に近づける。
  • オモリを付けて引き釣りをする場合、鮎を引くのではなく、オモリだけを引く感覚で操作する。
  • 背バリは、オトリ鮎に負担になるので、荒瀬などで使う。
  • 引き抜きをする際は、竿を自分の真正面にまっすぐに構えるようにする。
  • 鮎が掛かったら、竿を絞り込んで(曲げ込んで)針を食い込ませ、竿にタメを作ってから、竿を起こす。
  • 鮎が掛かったらすぐに引き抜くのではなく、竿を構えて待ち、軽くなった瞬間に抜くとよい。
  • 釣った鮎を締めるときには、キンキンに冷えた氷水を作りその中に生きた鮎を入れて締めると、内臓がすぐに冷えて傷みにくくなる。
  • 大きい鮎は瀬の中にいる。西大芦漁協会館にて。
  • 青ノロがひどい場所では、オモリを使うと、そこで、青ノロが引っかかるので、オトリに青ノロが絡むことが無くなる。
  • インライン釣法、竿とラインの角度を鋭角にすることで、オトリが動き回らないよう同じ場所に止めることができる。
  • オトリのスタート位置は、大きめの石の上。但し、石の上のスペースが空いていてオトリが泳ぐことができるスペースがあること。
  • 石の裏に入るとオトリが泳ぎ出しにくいので、送り込む際には石の上流側に入れること。
  • オトリが竿先よりお気に泳いで行った場合には、糸を張らないで緩めた状態を維持するようにすること。
  • ハナカンを通すとき、水から出してもいいが5秒以内にすること。手間取る場合には、オトリをタモの中に戻すこと。
  • 手尻を長くすると取り込みがしやすくなる。
  • オトリの一流し目は、オトリの好きなように自由に泳がせてやる。
  • オトリを送り出したら、1分程度泳がせて一旦落ち着かせてやること。その上で、次の操作をすること。
  • 相戸の下流左岸には、垢が残る。
  • 鮎パーク上流の二つの流れは、右岸側に垢が残る。
  • 根がかりした際にラインを切るときには、できるだけ仕掛けに近いところを持って引っ張ると、ハナカンの上などで切れて水中糸を回収できる可能性が上がる。
  • 増水した時の本川は、場所によって異なるので、垢の残り方は、平水時の時とは違うので、よく見極めること。
  • やや黄色い色の石が新垢がつき始めた石(郡上)
  • オトリはある程度自由に泳がせる。糸が多少弛む程度を維持するが、泳いでいるかどうかの確認を怠らないこと。
  • 釣り始めは、水位が高い時は、緩い流れから、水が低いときには、白泡のある流れからスタートする。
  • 胸ほどの水深のポイントにいる鮎は、追い気が薄いので、狙うポイントから外す。
  • おとりを早い流れの脇の緩い流れに入れ、水中糸を流れの早いところにあえて入れて通すことで、水中糸が流れの抵抗を受け、おとりを引き込むことで、早い流れと緩い流れの境界の場所で、オトリが入ろうとしたり出たりする泳がせ方で野鮎を掛けるテクニックがある。
  • 糸を軽く弛ませて、オトリを自由に泳がせる釣り。野鮎に変えた最初は、敢えてオトリを自由に泳がせて広く探る。糸の弛みを把握しやすいように、空中に出ている糸の真ん中に目印をセットする。
  • 糸をやや張った状態、ゼロテンション、張らず緩めずの状態にすることで、オトリをほんの僅か持ち上げることで、尾を振らせ野鮎を誘う動きをさせる。自力で泳げなくなったりした弱った鮎で操作する。
  • 引き釣り、流れの筋に沿って、オトリを引き上げることで、積極的にオトリを操作する。45度の角度を保ち、自分が動くことで、安定した姿勢で泳ぐようにする。水中の石をオトリが越えられないときには、引き上げることで石を越えさせて、一旦止めてオトリに姿勢を落ち着かせてから、次の操作に移る。
  • 短い距離で引き釣りをやる場合には、竿を短く持ち竿を徐々に長く持ちようにすることで、操作して引くことも出来る。
  • 大きな淵尻の背肩は、夕方に鮎が群れでハミに来ることがあるので、狙うと良い。
  • 穴ほらの、下流100m右岸は、垢が残る。
  • 常にオトリが流れと並行になることを第1に操作する。
  • 根がかりした時は、上流側に竿を倒し、糸を弛ませて張るの操作をソフトに何回か行い、徐々に竿の角度を立てながら操作を行う。ダメな場合に初めて、上流側に倒して行う。
  • 樋を狙う。
  • 黒い石の中に、黄色い石があるところを狙う。どこの川でも共通。
  • オトリを送り込んだ際、竿の内側に大きく入らないように、オトリを送り込んだ際、ラインをしっかり張って、流れに馴染ませるようにする。
  • 終盤は、鮎ノ瀬。
  • 長良川では数が伸びにくいので、白川や上馬瀬にいくと良い。
  • オトリを常に持っている中で一番元気な鮎を使うようにする
  • かからなかったら場所を変える。それでもダメなら車で場所移動する。

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